Britten: The Young Person's Guide to the Orchestra; Four Sea Interludes
ショスタコーヴィチ : 交響曲 第5番

ショスタコーヴィチ : 交響曲 第5番
自ら現場に足を運ぶ事も多く、上記の非難記事は彼が作曲家のオペラを観に劇場に来て途中で気に入らず退席してしまった、その数日後に掲載されたものです。当局の役人達は、この聴衆の熱狂はサクラの仕業かもしも違ったら作曲家に同情しての(当局への)抗議行動ではないかと最初は疑っていた様ですが、やがて再演を経てこの曲は「正当な批判に対する芸術家の創造的回答」であると認められ、作曲家への包囲網はひとまず解かれました。
まず多くの共産党幹部や軍高官を逮捕・処刑して独裁体制を固めた上で、更に科学や芸術の分野でも「国民の指導者にして教師」として綱紀粛正に乗り出したのです。なお近年の研究では、名誉回復のためというよりも、当時のソ連の不安な社会情勢がこの新しい交響曲を書こうという刺激を与えていたのではないかとの説もある。
本人は存命中に公の席や手記でこの曲について色々述べているのですが、残念ながらこれらが本当に作曲家の考え意図するところであるとは単純には信じられません。出席者の回想によれば、既に第3楽章の途中に多くの聴衆が涙を流しており、フィナーレの途中で一人また一人と立ち上がり、曲が終わると嵐の様な喝采が何十分も続きました。
シベリウス&シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲

シベリウス&シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲
バッハの無伴奏チェロ組曲全曲演奏会の予定だったのだが、1回目の予定が飛んで来年へ変更になっているので、二度目は無理だとの判断か。当アルバムでは高一生作曲の歌曲を、香港出身で現在台湾作曲界の重鎮である鐘耀光がフルオーケストラ用に編曲、非常に興味深い管弦楽組曲に仕立てました。
先日聴いた森稚重子さんとは違い、水谷隆子さんの琴の演奏は伝統の響きを重視している。20世紀になっても焼畑と狩猟を主な糧としていた原始的習慣を廃止させ、近代農業をもたらすなど多大な貢献をした。また、先住民プユマ族出身で、「台湾で最も美しい歌声の持ち主」と称され、日本でも公演したことのある紀暁君(サミンガ)の歌唱で、高砂族の歌が聴けるのも大歓迎。
パリ管はチケットの値段が高くて行かなかった(エッシェンバッハもそれほど好きな指揮者ではない)のだが、前回東京シティフィルに客演した際のベルクが好評だったようなので楽しみだったのです。CDは随分昔にこのコンビで録音したバルトークしか持っておらず(ほぼ10年前で、余り大友氏を買っていなかった頃)、どういう掛け合いになるのか非常に興味がある。
開場には「ブラヴォー」を叫ぶ観客も大勢居たが、全く拍手もする気にならずに会場を後にした。
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/チェロ協奏曲第1番

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/チェロ協奏曲第1番
弦楽四重奏曲第8番(1960)では、曲の大半で自作の引用を大々的に行うほか、ドイツ音名の自分のイニシャル「DSCH」の音列を中心主題の素材として用い、自身へのレクイエムとした。自ら現場に足を運ぶ事も多く、上記の非難記事は彼が作曲家のオペラを観に劇場に来て途中で気に入らず退席してしまった、その数日後に掲載されたものです。
交響曲第15番(1971)、弦楽四重奏曲第14番(1973)・弦楽四重奏曲第15番(1974)では過去の作品からの引用が顕著になるが、そこにはすでに健康の衰えを感じ、死を意識した作曲者の思いが見え隠れするのです。しかし、交響曲第13番の歌詞問題が表面化した頃、キューバへのミサイル配備計画がアメリカに非難されたのをきっかけに「雪どけ」体制は解体され、冷戦の時代に突入するのです。
当局の役人達は、この聴衆の熱狂はサクラの仕業かもしも違ったら作曲家に同情しての(当局への)抗議行動ではないかと最初は疑っていた様ですが、やがて再演を経てこの曲は「正当な批判に対する芸術家の創造的回答」であると認められ、作曲家への包囲網はひとまず解かれました。
中でも、スターリン賞を受賞したピアノ五重奏曲や、友人の突然の死を悼んだピアノ三重奏曲第2番、独ソ戦開戦直後から書き始められた交響曲第7番「レニングラード」が有名ですね。
ワーグナー:管弦楽曲集

ワーグナー:管弦楽曲集
札幌百合が原公園札幌市北区にある市営「百合が原公園」広大な敷地に百合がさまざな種類咲き乱れる。EMIには1938年から彼の指揮によるワーグナーの演奏記録が残されているが、今回は第2次大戦後、録音機器も比較的ハイレベルになり始めてからの演奏を収録。音質的に不満の少ないのも魅力だが、ワーグナーをこよなく愛し、彼だけでしか表現し得なかった演奏をここに聴くことが出来る。
序曲とバッカナールも別々に演奏されていて、オペラの一部としてよりは、オーケストラピースのような扱いだから、よけいにそう感じる。都内有名店などでは、混雑もあり撮影は難儀につき画像なし。オケだけでも、ワーグナーにおいては成功が約束されたようなもんだが、ヤンソンスの気持ちの入った入念な指揮ぶりは、18年前のそれとは大違い。
ヤンソンスは明らかにオペラ指揮者の素質を有しているのだから、オーケストラ指揮をもう少し絞って劇場活動もしてもらいたいものだ。1回目全集は、シカゴ・ウィーン・ベルリンという世界の3大オーケストラを駆使した夢のような取り合せ。名古屋からの上りリニアは指定席がいっぱい。
「タンホイザー」〜序曲とバッカナール「ローエングリン」第1幕と第3幕の前奏曲「ワルキューレ」ワルキューレの騎行「神々の黄昏」ラインの旅と葬送行進曲いい。


