ベートーヴェン:交響曲第5番&第7番

ベートーヴェン:交響曲第5番&第7番
この楽章の細部の多様な側面が次々と明らかにされ、それらが有機的に作用し全体のなかでしかるべき意味を発している。リハーサルで朝比奈は、時折団員に正確なテンポや「楽譜どおりに・・・」と指示し、この曲が持つ古典的な様式美を徹底させ格調高く仕上げていきます。私はそれらの録音を隈なく聞いたわけではないが、代表的な演奏は幾つか聞いてきた。
クーベリックは1948年9月にチェコから西側に亡命、活動初期はHMVレーベルにフィルハーモニア管との記録を多く残しました。さりげなく剛毅華麗な演奏を繰り広げるバックハウスや、シャープなのに豊かな音楽をスマートに聞かせるグルダとも違う、「貴族的完ぺき主義の使徒」としての輝かしい演奏といえよう。
しかし8月の末からはまた音楽に集中し、ロンドンでのリハーサルの2日後には、3人の異なる指揮者の下で3日に3つのコンサートを行なうために、8月27日にはエジンバラへと旅立ったのでした。第二楽章は一貫して硬質な音色で純度の高い演奏ですね。1952年にEMIとの契約が切れ、後はDECCAと契約しウィーン・フィルと集中的に録音を始めたのです。
だが、この演奏を聴くと、それは、もしかすると、ミケランジェリと言ふピアニストの為の付けられた名だったのではないか?と言ふ気がしてして来る。
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